大阪 森の循環促進プロジェクト

大阪 森の循環促進プロジェクト

大阪府とエイチツーオーリテイリングの包括連携協定に基づき進められている「大阪 森の循環促進プロジェクト」。
林業の現場から売り場まで、サプライチェーン全体を巻き込み、需要や関係人口の創出を含めた、長期的な視野でのプロジェクトを目指しています。


泉南地方の森

この取り組みのキッカケになったのが実はスークカンパニー。
2021年10月、担当者が大阪泉南地域にある「大阪府みどり公社」さま(https://osaka-midori.jp/)をたずね、取り組みがスタートしました。



当初は間伐材の利活用を目指し、弊社得意分野である作家さんと商品開発をスタート。
実際に泉南地域の森に何度も足を運び、間伐材を(当時は)手で持ち帰り、作家さんに渡して間伐材で木のストローや木工製品を制作してもらい、阪急うめだ本店うめだスークにて販売しました。


間伐材で作った木のストロー


祝祭広場への什器導入

現在では、より一層の間伐材利活用を目的に「株式会社彩ユニオン」さま(https://saiunion.co.jp/)とタッグを組み、オリジナル什器の開発・販売を行っております。


什器製造の様子


▽担当者の声


大阪府みどり公社 森林整備・木材利用促進支援センター 薬師寺さま
木は人間が育てることができて、持続的に使っていける唯一の材料なんです。
植林は日本では500年前には始まっていたという説も。
じっくりと丁寧に育てられた、丈夫で美しい大阪産木材の価値を伝えていきたいと思っています。

株式会社スークカンパニー代表取締役社長 宇野新治
地元大阪の間伐材利用の造作型リース什器を開発し、阪急うめだ本店はじめいくつかの商業施設に販売しました。
プロジェクトスタート当初、「来月、什器をつくるための間伐材をください」なんてお願いをして、現場に大変なご迷惑をおかけしました。
木を切るのに適した時期があることや乾燥に時間がかかること、運ぶ手間についても知らず、森に転がっている間伐材を持ってくればいいなんて考えてたんですよね。
そうやって失敗しながら、森とのつきあい方を学ばせてもらっています。
プロの仕事をつないでお客さまに届ける役目として、どれだけ精通し、価値を高めていけるか。
私たちがやっていかないといけないと思っています。

▽導入・出店実績
・株式会社阪急阪神百貨店
 阪急うめだ本店/高槻阪急での製品販売および什器導入
Wood Collection2023出展

▽プロジェクトの詳細は下記エイチツーオーリテイリング統合レポートよりご覧ください(8ページに記述あり)